睡蓮の植え替え 土・肥料
昨日は気温がぐっと上がり、15度くらいになりましたので、睡蓮の植え替えをすることにしました。
睡蓮鉢の底に沈んでいたスイレンはドロッとしてヘドロをまとっているようです。
土から取り出した睡蓮です。土は真っ黒でヘドロの臭いがします。こんな土の中で花を咲かせるスイレンは本当に素晴らしいです。
生命力すごいです。
睡蓮は根っこがゴボウみたいになってそこから髭のように根が張りだしています。この古くなった根をジョキジョキ切ってしまいます。ゴボウの部分も後ろの方はくさっているので切りました。
随分すっきりしましたね。
古い土を取り出した鉢の底です。
穴の開いているところには、土がこぼれないようにビニールで塞いでおきます。
底の方に「けと土」という重い粘土質の土を敷きます。これを底にしいておくと、水の中でも鉢が安定します。
けと土というのは、湿地の腐葉土で保水性があります。
けと土の上に荒木田土を敷きます。
荒木田土とは水田の土で粘土質のため水の中でも安定しています。
落花生のように見える二つの物体は肥料として入れた油かすです。これは、根っこに触れないように脇の方に置いておきます。
睡蓮鉢の中にいるメダカに影響がないか心配される方もいますが、肥料が入っていてもまったく問題ありません。
先程古い根を切った睡蓮を入れ、上から荒木田土をかぶせて完了です。
葉っぱが出ている方を植木鉢の端っこに顔が出るようにします。
植え替えが完成したスイレンを睡蓮鉢の底にゆっくり沈めます。最初は細かい土が水に溶けて濁りますが、1日もすればきれいな水になります。
根元が日に当るように置いてあげましょう。ちなみに僕は日光があたりやすいように、底に煉瓦をしいて、その上に植木鉢を置いています。
水が半分しかないのは、先日の東日本大震災の際に、中の水が半分こぼれてしまったためです。そのとき、メダカも2匹飛び出して死んでしまいました。
残ったメダカ20匹ほどは、底の方で植え替えの様子を観察しています。
→植え替えから3ヶ月後の睡蓮はこちらです。葉っぱが巨大化しています!
※けと土と荒木田土の両方を使うように書きましたが、実際はどちらか一方だけでも全く問題ありません。また、これらの土が手に入らない方は赤玉土でも大丈夫です。